早めにご連絡ください!
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面接の対策を希望される方の中には、「明日摸擬面接できますか?」といったお問い合わせをしてくださる方も結構おられます。もちろん、スケジュールに空きがあればご対応しますが、最低でも、ご応募先の情報やご履歴情報などをご提供頂いて想定質問を作成するというプロセスは欠かせませんので、模擬面接実施までかなりタイトな準備となることもあります。
面接本番が近い場合
それだけなら良いのですが、模擬面接の翌日が面接本番であるような場合には、改善すべきポイントがたくさんあっても、改善が間に合わないということも起こり得ます。私としては、こちらの方が気になります。課題をたくさん指摘することはできますが、「内定獲得・合格」という目的からすると、すべての課題をお伝えすることが最も効果的であるとは限りません。本番までの時間を考えて、現実的に改善可能な優先的課題を中心にフィードバックするという選択をしなければならない時もあります。
ただ、翌日の本番の後、新たな応募先での面接があるような場合には、それに向けての改善点はお知らせしなければなりません。したがって、「課題があるのに伝えない」という選択はなかなかできず、すべての課題をお伝えしながらも、優先的に改善すべきこと、現実的に改善可能な方法などを選んでお伝えするということになります。
これが結構難しいのです。なぜなら、面接に向けてはメンタルのあり方も影響するからです。「たくさんの課題があるけれど現実的に対応可能なものだけに対処している」と自覚している場合、あまり自信をもって面接に臨めない人もいます。「次善の策の下で面接を受けている」という自覚は、面接での自信のない態度にも繋がりかねません。もちろん、この辺のことは個人差があるので一概に言えることではないのですが、講師としてはこういった点も意識しながら指導する必要があります。
もちろん、このような配慮や調整も指導の一部ですから、結果に対して最も良い影響を及ぼす選択をするようにしています。ただ、このような繊細な配慮をしなくても良いような、少し余裕のあるスケジュールで声をかけて頂く方が、課題を洗い出して徹底的につぶしていくという対策をしやすいのは確かです。
講師のスケジュールを確保できない場合も
また、単純に講師のスケジュールを確保できないという場合もあります。既にご予約がいっぱいで空きがないということも多く、ご希望日時に対応できない場合はご依頼をお断りするしかありません。せっかく選んで声をかけて頂いたのにとても心苦しいのですが、こればかりはどうしようもありません。
場合によっては、通常よりもご対応時間を延長したり、早い時間に対応したりして、出来る限りご要望にお応えする努力をしていますが限界はあります。また、講師が長距離移動しなければならないようなスケジュールもあり、そのような場合は対応可能な時間が減ってしまいます。ちょうど今のタイミング、2023年の12月にもそのような事情があります。早めに対策の打診を頂いてスケジュールを調整しておけば、講師の予定の方を動かすことも不可能ではないのですが、直前となるとなかなかそうもいきません。これは、同じ時間に対面しなければならない摸擬面接だけでなく、添削サービスについても同様です。添削を行うためにはある程度まとまって机に向かう時間を確保しなければなりませんが、模擬面接のご予約が一杯で、その上他の用件があるような場合、睡眠時間を削ってご対応することにも限界があります。特に「特急添削返却オプション」利用で24時間以内の添削返却を希望される場合は、タイミングが悪いとお引き受けできないこともありえます。
したがって、ご利用をご検討されている方には、講師のスケジュールを押さえる必要があるということを意識して頂ければと思います。
計画的な対策で着実にステップアップできる
ここまでは、比較的単発のご依頼、スポット利用をされる方を想定していたのですが、多めの対策回数や長期スパンで対策を考えている方についても、早めにお声をかけて頂けると良いと考えています。
たとえば、ご自身からするとかなり「難関」と考えている応募先にチャレンジして結果を出したいと考えている方や、面接への苦手意識が強いけれどなんとか克服して内定を勝ち取りたい人、応募先に応じた回答内容やアピール方法などを具体的に相談し戦略を立てて採用選考に臨みたい方など、計画的な対策が特に必要となるような場合です。
このようなご事情について事前にご相談頂けば、どのような対策が有効かについてこちらからご提案することも可能です。また、このようなニーズに対応すべく設定している「内定獲得コース」では、必ず最初に「初回カウンセリング」を設けて、現状の把握、ご希望の内容などをしっかりと確認し、どのようなゴールに向けてどのようなプロセスで進んでいくのかをご相談します。「内定獲得コース」に限らず、継続的な対策の予定がある場合には、大まかなスケジュール感を講師が持って対応しますので、必要な時に対策が行えないということは起こりません(もちろん、飽和状態にならないように内定獲得コースについては定員を設けているということもあります)。
コース受講するかどうかはさておき、ある程度の目途について事前にお知らせ頂くことはとても有効です。講師の予定を押さえる意味でも、対策の内容を精査して進めていく意味でも、早めにお問い合わせ頂くことがおすすめなのです。
理想は早め、でも駆け込みも対応します
ここまで述べてきたように、早め早めに声をかけて頂くこと、対策について打診して頂くことが、スケジュール確保の意味でも対策内容を調整する意味でも、有効であるということはおわかり頂けたと思います。
ただ、「切羽詰まっている!」という状況の方がおられることも確かです。そのような場合も、諦めずにまずはお問い合わせください。可能な限りご事情に合わせてスケジュールを調整し、対策の内容を考えます。駆け込みで対策をした方でも、結果が出ている方はたくさんおられます。
とにかく、思い立ったらお問い合わせください。
早稲田大学法学部卒業。大手資格就職予備校にて法律科目およびESシート作成・面接指導専任講師として約13年勤務。大学でのセミナー実施多数。面接指導担当者の研修にも従事。民間企業で人事採用面接を7年間担当。面接が苦手な方にも寄り添う指導で対応力を引き上げます。