あがり症の人が面接を突破するための3つのコツ

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誰しも「ここ一番」という時には緊張します。しかし、人前で話さなければならない時や、改まった席になると、緊張して言葉が出なくなったり、体が震えてしまったりして、本来の力が発揮できなくなるいわゆる「あがり症」の人もいます。できるだけ人前に立つことなどを避けて暮らせれば良いのですが、就活や転職活動で面接を受けるのは避けられません。あがり症の人は「面接」と聞いただけでブルーな気持ちになることも多いはず。そこで、あがり症の人が面接を乗り切り内定を獲得するための方法について書いていきます。

なお、この記事は「あがり症を克服する」ことを目的とするのではなく、「あがり症の人でも面接で結果を出す」ということを目的にしています。

失敗してはいけない!という想いが「あがり」につながる

あがり症の人には、真面目な人や完璧主義の人が多いと言われます。「ここで失敗してはいけない」「うまくやらなければならない」という気持ちが強いために極度の緊張状態になってしまうというわけです。たしかに、結果について「どうでもよい」と考えていればあまり緊張はしないのではないでしょうか。また、「なんとかなるだろう」「なるようになるさ」というような、良く言えば楽観主義、悪く言えばいい加減なタイプの人は、あがり症ではないことが多いようです。

平均的な人も、就職や転職の成否がかかっている重要な場面で、「失敗してはいけない」「うまくやりたい」と思ってはいるのでしょうが、そのような想いが精神状態や身体状態に与える影響が極端に強い人が、あがり症と呼ばれる人なのだろうと思います 。

コツ1:結果はどちらでも大したことないと思うこと

あがり症の人はまじめなので、本番前に「うまくいけばこうなるはず」とか「失敗したらこんな大変なことになる」など、結果が出た後のことを何度も頭の中でシミュレーションしていることが多いものです。結果に対する期待や恐怖が人一倍強いとも言えます。

このような思考はいわば「癖」のようにしみついているものですので簡単にやめることはできないでしょう。また、あがらないために自分の思考をコントロールしようとしていると自覚していると、それはいわば「嘘」ですからうまくはいきません。

何かの目標に向かって「結果を出したい」と強く思うことは悪いことではありません。しかし、その結果を手にすればすべてが自分の思い描いたようになるかというとそうでもありません。未来は予測不能なものであり、何がどう影響していくかわからないものです。望んだ結果を手にすれば必ず幸せになれるとも限らず、かえって不幸のはじまりである場合もあります。逆に、失敗したことによって新たな未来が開けて幸せになれることもあります。つまり、先のことは誰にもわからないのです。

したがって、自分がこだわっている「結果」がどれくらい重要なものなのかは、後にならないと決してわからないものです。未来を予測してひとつの結果にこだわることはあまり意味がない可能性もあります。陳腐な言い方ですが、結果がどうであれ「命まで取られるわけではない」、心の底から「どう転んでも構わない」、「未来のことなんてわからない」といった気持ちを心の底から持つことができれば、結果に対する期待や恐怖は減っていきます。

大切なことは、目の前にある今やるべきことをしっかりとやることです。先々のことをあまり考えないようにするのが、あがり症の人が面接などの本番に向かう時のひとつのコツです。

緊張してはいけない!と思うことがさらに緊張を強める

あがり症の人に、「そんなに緊張しないでリラックスしよう」と言っても効果は期待できません。ここぞという場に面して、本人が一番「緊張してはいけない」と考えているからです。あがり症の人は、過去にあがってしまったことで失敗してしまった経験を持っているため、緊張しない方が良いと思い込んでいます。そのため、「緊張してはダメだ」「リラックスしなければ」という想いが強迫的に押し寄せてきて、かえって緊張していることに気持ちがフォーカスしてしまうのです。

コツ2:緊張するのは当たり前だと考える

「緊張してはいけない」といくら考えたところで、あがり症の人であれば必ず緊張します。就職や転職の面接本番では、あがり症の人でなくても緊張はするものです。緊張するのは当たり前なのです。

また、面接官の方も、応募者が緊張していることは十分承知しています。また、本命の応募先であれば特に緊張するだろうと予測しています。あまりにもリラックスしているように見えると、自社への応募が真剣ではないのではないかと疑念を抱くこともあるでしょう。ですから、面接官は緊張していること自体をマイナスとして評価することは一切ありません。緊張していることを前提に、応募者と接しているのです。

「緊張してはいけない」と考えるのではなく、「緊張の中でも立ち向かう」ということを意識しましょう。真っ赤な顔をして、汗をだらだら流し、体をこわばらせながらも必死に質問に答える姿は、面接官にとって決して悪い印象を与えるものではありません。むしろ、あがり症であるにもかかわらず、これだけ頑張って回答しているという態度に、応募の真剣さを感じ取ってもらえる可能性もあります。

緊張しないようにしようとか、緊張を少しでも減らそうと考えるのではなく、「どうせ緊張はする」と考えて、緊張の中で頑張ることを考えましょう

自信のなさが「あがり」を強める

本番であがってしまう大きな理由の1つは、「自信がない」ということです。「失敗したらどうしよう」「うまくやれるだろうか」などと考えてしまうのは、失敗する可能性がそこそこあるのだと自分自身で考えているためだともいえます。あがり症の人にも経験はあると思いますが、自分があまり得意でないことをする場合には緊張感が高まり、自分が余裕でこなせる得意なことをする場合にはあまり緊張しないのです。

面接ではたとえば、

  • 自分の見た目や表情で好印象を与える自信がない
  • 自分の話し方や声に自信がない
  • 自分の回答内容に自信がない

などが挙げられます。

コツ3:徹底した準備と慣れで自信をつける

面接本番に向けて自信がないという状態を克服するためには、なんといっても準備が重要です。

身なりは事前に整えておく

まず、引け目を感じないために、服装や髪形などの身なりについては事前にきちんと整える準備をしておきましょう。面接日に着ていく服を早めに決めて準備し、クリーニングなどに出したり、靴を磨いておいたりして、自分で完璧だと思えるようにします。また、美容院などにも行っておきます。本番の際に身なりなどについて余計なことを考えなくて済むようにしておきます。なお、いわゆる「容姿の良し悪し」で自信を左右する必要はありません。そのような観点で評価する企業は少なく、またそのような企業は入社後も仕事に対する正当な評価をしてくれない職場ですから、こちらから願い下げだと考えておけば良いのです。清潔感がありきちんとした印象を与えるということを重視して準備しておきましょう。

話し方や発声は何度も繰り返し練習する

話し方や声のトーンなどに自信を持つためには、とにかく繰り返し話してみることです。想定質問への回答を実際に本番のつもりで声に出して答え、録音して聞き直したりすればよいでしょう。第三者に見てもらってコメントをもらうのも効果的です。大切なのは何度も繰り返しながら改善していくことで、「良い話し方」を体に覚えさせるつもりでやりましょう。これは一般的にも効果的な方法ですが、あがり症の人であれば特に効果が高いと思います。はきはきとした聞きやすい声できちんと話すということを身体が覚えれば、面接本番で話すことも苦にならなくなっていくはずです。

また、話している時の姿勢や表情についてもチェックしておきましょう。録画して見直すなどすればよくわかります。自分を客観的に見て、姿勢が悪く元気がないように見えないか、暗い表情で答えていないかなど、改善点を見つけてはやり直していきましょう。自分自身で納得できるレベルになれば、それを何度も何度も繰り返します。ここでも体に覚えさせることが大切です。

面接質問への回答をしっかり準備しておく

あがり症の人が面接から帰って来ると「緊張して途中で何を答えているのかわからなくなった」とか、「緊張して質問と関係ないことを答えてしまった」とか、「緊張して頭が真っ白になり答えられない質問があった」などと言うことが多いものです。たしかに、あがり症なのですから、緊張が影響をしていることはたしかなのですが、実は準備が不足していることも多いというのが現実です。

あがり症の人であれば、予想質問に対する回答原稿を作るぐらいのことはやっていると思いますが、その回答自体にあまり自信がないと、面接官の質問の仕方が予想と少し違っていたり、回答に対して少し突っ込みを入れられたりした途端にあたふたとしてしまいます。これはやはり準備が不足しているということです。もちろん、あまり緊張しないタイプの人であれば、普段の会話と同じようにその場で考えながらうまく答えられるかもしれません。しかし、あがり症の人は、何か「軸」がないと現場でアレンジすることはなかなか難しいのです。

したがって、面接質問への回答の準備は、人一倍入念にしておく必要があります。それぞれの質問の意図をしっかりと理解するとともに、面接が自分を売り込む場であることをきちんと理解して、何を最も伝えるべき内容として据えるのか、それを伝えるために必要な要素「結論・理由・具体例、エピソード」などはそれぞれ何なのかなど、完璧に押さえていくのです。もちろん、企業研究(公務員の場合は自治体研究など)もできる限り詳しくやっておきます。自分にしか準備できないしっかりとした構成の回答原稿をまず作成すればそれだけでかなり自信につながるはずです。

回答原稿は丸暗記→要点キーワードの順で頭に入れる

完璧な回答原稿を作成したら、まずは丸暗記しましょう。ただしそれは丸暗記したものをそのまま面接本番で再現するためのものではありません。丸暗記だけで対応しようとすると、面接官の質問の仕方が予想と少し違っていたり、回答に対して突っ込んで聞かれたときにうまく対応できません。また、丸暗記だと途中の言葉が思い出せなくなるだけで、その後もまったく思い出せなくなることが多いのです。

したがって、丸暗記は前段階の準備だと考え、次に各原稿の要点となるキーワードに線を引いてそれらだけを頭に入れるようにします。やってみればわかりますが、文章を丸暗記して再現しなくても、要点キーワードさえ組み込まれた答えをすれば、意図した回答ができるものです。ただし、わかりやすく伝えるためには、キーワードを出す順序も重要ですので、要点キーワードとその順序の両方を覚えるようにします。これらをすべての原稿について行います。

これらを行った上で、繰り返し練習を何度も行えば、「完璧に準備した」という気持ちになるはずです。「やれることはすべてやった」と思えば自信がつきます。自信がつけば、あがり症の人でも本番であまり緊張しなかったり、緊張していてもしっかりと回答を伝えることができるようになるのです。

メンタルな部分にフォーカスするより具体的な準備をしよう

ネットには「あがり症を克服する方法」と称する情報が溢れていますが、この記事は「あがり症を克服」するのではなく、「あがり症でも面接を突破する方法」として説明してきました。

あがり症というと、どうやって気持ちをコントロールするのかとか、緊張をほぐすための呼吸法やツボなどにわたるまで、とにかくメンタルな部分に焦点が当たりがちです。しかし、「あがり症」をひとつの「症状」と考えてそれを治そうとするのではなく、あくまでも「面接突破」という目的のために何をするべきかを考えたときには、面接への準備こそがもっとも重要だと考えます。

あがり症の人が面接に向かう際に、最も強い武器になるのは「自信」です。その自信は、きちんとした王道の準備を人一倍完璧にすることによって獲得できます。あがり症の人も自信をもって面接に臨めば、必ずや良い結果を出すことができるでしょう。

なお、メンレンVでは、あがり症の人が自信を持って面接に臨めるようにして、内定を獲得できるようにすることを目標にした「あがり症の人のための面接対策」を実施しています。上に書いたような準備をしっかりとしていくために、ベテラン講師がプロの視点でサポートします。ぜひチェックしてみてください。

参照: あがり症の人のための面接対策

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