模擬面接ご利用のタイミングと講師の意識

面接対策の「繁忙期」とも言えるこの時期ですので、ブログの更新までは手がまわりません。また面接対策用の教材を作成したいと思っているのですが、日々の模擬面接や添削に追われて、いつになるのやら、という状態です。この記事も、たまたまご利用者のご都合で予定変更になって出た空き時間に急いで書いています。殴り書きなので「雑感」といった内容になると思います。

建物の壁にtomorrowの文字がある画像Photo credit: SFB579 Namaste on Visualhunt.com / CC BY

明日が本番というご利用者への指導内容

模擬面接をご利用いただく方には様々な方がいらっしゃいます。応募先が民間企業か公務員か、新卒か転職か、職種の違いなどはもちろんあるのですが、ご利用されるスタンスが違う点が、講師としては色々と考えなければならない点です。

模擬面接は1回からスポット利用が可能ですので、「明日が本番!」という方が滑り込みでご利用なさる場合も少なくありません。その「明日」の本番こそが大本命で、そこに全てを賭けるということであれば、講師もそのつもりで対応します。もちろん常に全力で指導させて頂いているのですが、模擬面接から本番までの時間が短い場合は講師としては配慮しなければならないことがあるのです。

それは「短時間で改善可能な範囲はどこまでなのか」ということです。講師は、どのような応募先・採用担当者に当たっても通過できるような面接をしていただけるような指導を心がけています。その目標レベルを例えばレベル10だとして、模擬面接時に拝見した内容がレベル3ぐらいである時はどのようにすれば良いでしょう。指導する側が「できる限りの指導をしましたよ!」というエクスキューズを得るためだけなら、レベルを7上げるために必要な全てを指摘すれば良いのだろうと思います。しかし、「明日の結果こそ大切!」という場合、そのようなアドバイスは本当に有効であるとも言えません。

限られた時間の中でマックスの結果を得るためには、その時間の中で「改善できること」と「改善が間に合わないこと」を見極める必要があります。良くない点をすべて列挙して陳列されても途方に暮れてしまうということは少なくありません。レベル10を目指すのではなく、レベル3からレベル7程度に上げることを目標にすべき場合もあるのが現実なのです。

そのため、講師としては「明日最大限のパフォーマンスができるように何を優先的に改善するのか」を常に考えています。しかし、講師の勝手な判断でアドバイス内容を調整するのも心許ないところがあります。ご利用者が「明日本番です」とおっしゃっていても、その後も他の面接を受け続ける可能性もあり、その際に模擬面接を受けた甲斐がないのでは申し訳ないからです。ですから、こういった本番目前でのご利用の場合は、ご利用者のご意向を良くお聞きしてからアドバイスするようにしています。

理想的には、全ての課題を洗い出した上で、そのうち模擬面接の場で、あるいは明日までに優先的に改善すべき点をチョイスし、ご利用者に提示することです。そうすれば、「明日の本番」には現時点でできうる最大限の改善を行い、その後も面接を受ける場合には他の課題にも意識を向けて改善していくことができるからです。もっとも、ご利用者の性格によっては「指摘された課題のうち直しやすいものから手をつける」という傾向のある方もいらっしゃるので難しいところではあります。

いわゆる「顧客満足」という点では、こちらのアドバイスが「優れている」、「色々な課題を指摘してくれて良かった」などと言っていただけば良いという考え方もあるでしょう。しかし、講師はそのようないわば「見かけ」の「顧客満足」を得たいとは思っていません。サービスの目的はあくまでも面接選考の通過であり、本当の顧客満足は「面接通過」であると考えています。そのため、ご利用者が現実にどのように改善していくのかを見極めながら指導内容を考える必要があるのです。

本当は早め、そして複数回のご利用がおススメです

「明日が本番です!」というご利用者に対しては、常に上のようなことを考えながら指導にあたっているのですが、本音を言えば、面接本番前日などではなく、少し余裕をもってご利用いただきたいなあと思います。そうすれば、すべての課題を改善して本番に臨む余裕もあるからです。また、余裕を持ってのご利用だけでなく、複数回の模擬面接をご利用いただければなあ、とも思います。やはり課題に向き合って改善するには時間のかかる方もおられますし、どれくらい改善したかを客観的に確認する必要もあります。講師が改善状況をチェックしながら、最終調整までお付き合いできるのであれば、効果がかなり上がるのが事実です。はじめての模擬面接ではまったく「ボロボロ」の状態だった方が、本番に送り出す前の最後の模擬面接では「これなら私が採用したいよ」と思うレベルにまで変わっていることも多くあります。

ですから、もし面接について悩んでいるなら、とりあえず早めに模擬面接を利用してみることをおススメします。無駄に時間を過ごして直前に慌てないようにするのが大切です。

もちろん本番直前のスポット利用でも最大の効果を目指します

とはいえ、ご事情により本番直前にしかご利用いただけない場合が多いのも現実です。講師はそのような現実を踏まえ、短時間でいかに効果を上げるかを常に考えて指導してきました。「何が足りないのか」「何が問題なのか」を明確に提示し、「どう改善すれば良いのか」「改善の具体的な方法」をしっかりとご提案します。それは話し方や表情の問題から、回答内容の具体的な中身、表現方法など、重要な要素をすべて含んでいます。

本番直前に模擬面接をお申込みいただく方の中には、単なる面接シミュレーション、「場慣れ」のためのものだという意識の方もいらっしゃいます。もちろん、そのようなつもりでご利用頂いても全く問題ありません。ただ、講師はただ「慣れましたね?」という指導で済ませるつもりはありませんので、その点はご理解いただきたいと思います。

早期のご利用と複数回のご利用が理想ではありますが、直前に慌ててご利用いただいた方にも十分ご満足いただき、また結果にも繋がっていますので、是非利用してみてください。