面接で失敗するタイプ5選(Podcast書き起こし)

※ この記事はPodcastのフリートークを書き起こしたものです。

今日のテーマは、面接で失敗するタイプ5選です。
面接がうまくいかないという悩みを抱えている人、あるいは面接が苦手なはずはないんだがなあ、と思っているのになかなか結果が出ない、という人によく見られる、「ああ、だから失敗するのかな」と感じる点について、代表的なものを挙げてご説明しましょう。

先に5つの内容をお話しすると、
・見た目の印象が悪い
・不誠実である
・応募先のことをよく知らない
・端的に説明できない・話が長い
・具体的な行為・行動の説明がない。

見た目の印象が悪い

この見た目というのはルックスが良いとか悪いとかではありません。行動や表情から感じさせる好ましい、良くない、といった印象のことです。

これにはいわゆるマナーもあります。きちんと挨拶ができないとか、動作が雑で粗野な印象を与えるとかです。ただ、面接はマナーの試験ではありませんので、いわゆるマナー講師が推奨しているようなマナー・ルールを守らなければいけないわけではありません。相手に礼儀を尽くそうという姿勢が見られれば、一般的なマナーからするとどうなの?という内容でも選考には影響しません。たとえばノックは3回などと言いますが2回だからといって面接で落とすところはありません。

見た目の印象として重要なのは、話しているときの様子です。表情が暗く、声も小さい、相手に視線を合わせない、やたらと体を動かして落ち着かない、などは悪い印象を与えます。また、回答の最後・語尾で声が小さくなっていくいわゆるフェードアウトするような答え方も非常に頼りない印象を与えます。

ですから、こういった悪い印象を与えそうな癖などがある人は気を付けておく必要があります。

不誠実である。

採用するということは、その人を信用して一定の権限を与えるということですから、根本的に信用できない人だと思われたら採用はされません。信用ならない人を採用すると、職場や顧客との関係でトラブルが頻発したり、周囲の職員に悪影響を与えて職場環境を悪化させる可能性もあります。お金の管理などがある場合もあります。不誠実だ、嘘つきだと思われたらアウトです。

これは、履歴上自分に不利になるような事柄がある場合、たとえば転職にあたって長めのブランクがあるとか、進級にブランクがあるとかそういったところを質問されたとき、実態とかけ離れた嘘をついてしまうなどで表れます。また、短所で失敗したことを聞かれても「失敗」とは言えないようなことを言ってしまう、(つまり短所といいつつ自分に不利なことを一切言おうとしない)という態度です。あるいは、何か「知っているかどうか」を聞いている質問「○○について知っているか」という質問に、知りもしないのに「知りません」と答えたくないがために適当な回答で乗り切ろうとしたり、話をそらしたりすることです。こういったタイプは、物事に誠実に向き合わない、あるいは端的に嘘つきである、と判断される可能性があります。

正直、そこまでの悪気はないものの、「ええ、本当に???」と思うような回答を見かけることは時々あります。模擬面接でやってみても聞いている方はあまり愉快ではありません。こういう場合、模擬面接後にざっくばらんにお話ししてみると、やはり虚偽を言っていたりごまかそうとしていたということがわかります。そういうことは、面接に慣れている採用担当者にはわかってしまうのです。

応募先のことをよく知らない

「ぜひ採用してください」というスタンスで面接に行っているのに、応募先のことをよく知らない人は比較的多く見かけます。

企業であれば、主力商品やサービスは何なのか、最近何に取り組んでいるのか、どういう経営方針で進めていこうとしているのかなど、知りうる情報は入手しておくのが当然です。また、職種や予定されているポジションについても理解しておかなければなりません。たとえば、転職で近々管理職を任せることを予定しているのに、ゼロから勉強させていただきます、といったスタンスでは足りないでしょう。公務員などでも、その自治体や組織がいったいどんな政策を推進しているのか、その自治体における魅力や課題はなんなのかなどについて知らないというのでは話になりません。

たとえば、誰かに「つきあってください」と告白して「なんで私が好きなのか」と聞かれて単に「きれいだから、かわいいから」というだけで喜ぶ人はあまり多くないでしょう。特に日常的にきれいだ、かわいいいと言われ慣れている人ならなおさらです。その人の中身について惹かれていることを伝えないと、単に見た目にひきつけられただけの人だと思われます。まあ、恋愛ではこういったレベルから始まることも往々にしてあるのでしょうが。

しかし、企業などでは、たとえば有名な大企業などにエントリーして、一般消費者と同じレベルでしかその企業を知らないのであれば、就職したいという人としては完全に不足です。業界トップだからとか、日本の○○産業を支えているとか、誰でもいえるようなことしか知らないのであれば、単に有名企業だからエントリーしていると思われても仕方ないでしょう。いわば見た目にひかれているだけの人だと思われます。しっかりとその会社の商品・サービス、戦略、新しい取り組み、もっといえば業界を取り巻く状況や変化などについてもしっかりと理解しておかなければなりません。

端的に説明できない・話が長い

とにかく回答が長い人がいます。単に長いだけで面接する側は困ってしまうことも多いです。なぜなら予定された質問は消化したいものの、一般的に面接時間は限られており、他の応募者を待たせていることも多いからです。

長くても話がわかりやすく興味深ければ良いですが、そういう人はほとんどいません。話が長い原因は、相手に伝えるべき内容が整理されておらず、その場で思いついたことをどんどんと話に加えていくからです。これ、雑談なら問題ありませんが、面接では最悪です。面接は限られた時間の中で必要な情報を端的に伝えられるかどうか、という効率的なコミュニケーションができるかどうかも評価されている場です。採用後報告を求めたら、なかなか結論を言わずだらだらと周囲の説明ばかりして要領を得ない、ということになりかねませんから、こういうずばりと回答を言えない人は敬遠されがちです。

また、神経質な人も話が長くなる傾向にあります。いわゆる「伝わっていないのではないかという恐れ」によってなかなかずばりと発言できないのです。「あれも言っておかなきゃ、あ、あれを伝え忘れた、それではアピールにならないぞ、まずい」みたいなことが頭の中でぐるぐるまわっているのだと思われます。しかし、いくら情報を継ぎ足しても、かえって面接官は話の焦点を絞ることができず、何にも伝わらないということにもなりかねません。

こういうことにならないためには、まず質問への回答の結論を冒頭にズバリと端的に答え、その説明、具体例や理由などはその後に、その結論を説明するのに必要な範囲で話す、ということを心がけましょう。

具体的な行為・行動の説明がない。

これもよくあるのですが、たとえば「長所はなんですか」ときかれて「コツコツと努力できるところです」と答えたとしましょう。この答自体に問題があるわけではないのですが、この回答だけであなたの何がわかるでしょうか。「この人は努力していると言っているな」ということだけが伝わるだけです。

面接はすべて自己申告の世界ではありますが、自己申告に信ぴょう性があること、あるいはその内容をより具体的に把握できることが求められます。「何に対してどれくらいの積み重ねをもってどんな努力をしたのか」を伝えないと、「コツコツと努力できる」ということが本当なのかもわかりませんし、コツコツがどの程度のことを示しているのか、どれくらい大変な努力をできる人なのかはわかりません。

また、たとえば「職場のチームワークが大切」と伝えたとしても、「うん、チームワークは大切だよね」と思われるだけです。大切なことはそのチームワークを形成・向上させていくためにあなたは一体何をしたのか、です。周囲にどんな働きかけをしたのか「具体的な行動」を説明しないと、チームワークという言葉が伝わるだけで終わってしまいます。

ここで、さきほどの話が長い、端的に説明できない、ということとの関係でどう考えるべきか悩む方もいます。具体的に話そうとすると話が長くなってしまう、というわけです。

しかし、具体的に話すからといって話が長くなるわけではありません。具体的なエピソードを話す場合も、伝えたい内容に必要な範囲に情報を絞って伝えれば決して冗長になるわけではありません。ここで詳細に正確性を期してすべてのことを理解してもらおうと思うと、たとえば仕事での経験については、その仕事内容についての詳細説明や状況説明、トラブルの内容、チームの状況など子細に説明したくなる人もいます。

しかし、面接官はそんなことに興味はありません。興味があるのはあなたがどんな人材なのかということですから、状況説明は話が理解できる範囲の最小限のことで良いのです。具体的な話が入っているけれど、回答としては端的にわかりやすい、ということを目指しましょう。

最後に

他にも失敗するタイプを挙げられないわけではないのですが、とりあえず今日は5つのタイプについて説明しました。これらに当てはまる人はご自身の面接を一度見直してみることをおすすめします。

 

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