面接で失敗が続く時にチェックすべき9個のポイント

面接で結果が出ないと精神的なダメージは大きいものです。「失敗してばかりだ…」「面接が苦手…」という気持ちが募っていき、面接が怖くなることもあるでしょう。

面接がうまくいかない理由は人それぞれですし、応募先によって重視している評価ポイントが異なるため、なぜうまくいかないのかを一概に言うことはできません。しかし、多くの人、また多くの面接選考にあてはまる失敗に繋がりがちなポイントはいくつかあります。

この記事では、面接で結果が出ず悩んでいる方が、ご自身の面接において何が問題なのかを自ら評価できるように、9個のチェックポイントを挙げてみます。

ここで挙げるポイントは、

  • 見た目に関わるポイント4個
  • 回答内容に関わるポイント5個

です。

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見た目に関わるポイント4個

視覚でわかるポイント3個

人間は多くの情報を視覚によって判断しています。人材価値は必ずしも視覚的な部分で測れるものではありませんが、面接が対面して行われるものである以上、面接官は視覚から得る情報によって評価を左右してしまうものなのです。特に人との関わりが重要になるような職種では、採用後の仕事においても視覚によって左右される情報というのは影響を与えるため、特に面接においても重視されます。

服装などが個性的過ぎる

就職活動や転職活動、公務員試験などでの面接では、特に服装についての決まりがあるわけではありません。ただ多くの人はスーツで活動されると思います。またスーツや靴などの色も、概ね紺色やグレーなど、いわゆるありがちなものを選ぶことが多いでしょう。

それが正解です。

私は良くある就職活動のマナー本をそのまま実践することがすべて正しいとは思いません。実際の採用担当者はマナー本に書いてあるようなことを全く考慮していないことも多いものです。

ただし、私の経験上言えることは、「見た目で目立つことはプラスにはならない一方、マイナスに作用する可能性はある」ということです。

就職活動は今や、単にそつなく過ごしていれば通過できるというものではありません。自分をアピールして売り込むことが必要です。しかしアピールするべきは自分の「中身」であって外見ではありません。多くの面接官が評価したいと思っているのは「中身」です。外見上他の応募者よりも目立つことは「あの髪が金髪人ね」とか「ひとり茶系のスーツを着てた人ね」という中身と無関係なラベルを貼られて識別されることに繋がります。このようなラベルは実は中身の評価自体を薄めてしまう作用があります。

別に他の人と違う服装や髪型をしていても、かなり過激でないかぎり、加点・減点されることは現在はほとんどないと思いますが、見た目でラベルを貼られてしまうことはマイナスになる可能性がある一方でプラスになる可能性はほぼありません。

ですから、私は「外見では目立たないこと」をおすすめしています。ご自身が面接に行くときの服装や髪型などが、他の応募者に比べて目立つものになっていないかどうか一度チェックしていましょう。

暗い性格に見える

人は見かけによらないものですから「なんとなく暗い性格っぽく見えるな」と感じたからといって事実そうであるかどうかはわかりません。しかし、人間は見た目から受ける印象でその人がどのような性格なのかをある程度予想する癖がついています。暗い性格だと思われることは採用にあたってはマイナスですから、できるだけそのような印象を抱かさないようにしたいものです。

暗そうに見えてしまう外見上のポイントは

  • 姿勢が悪く猫背である
  • 常に頭を下げている
  • 動作に機敏さがない
  • 面接官が笑顔でも微笑み返さない

といったことが挙げられます。

姿勢が良く、顔をまっすぐ前に向け、てきぱきと動き、面接官の表情に合わせて自然に表情を崩せるとなれば、暗い人だと思われることはありません。この逆なのではと思い当たる人は、すぐに改善した方が良いでしょう。自覚がない場合もあるので、誰かに見てもらうか、面接をシミュレーションした動画を撮影して自分で見てみるといったことが有効です。これらは、自覚するだけですぐに改善することができるでしょう。

対人関係が苦手に見える

多くの仕事は、職場の人たちや顧客と関係を結びながら進められますから、対人関係が苦手だと判断されるとマイナスに繋がることがほとんどです。もちろん、対人関係が特に苦手でない人でも、人に何かを伝えるのがあまりうまくない、つまりコミュニケーション能力があまり高くない人もいますが、ここで問題にしているのはそれよりももっと前段階の話、人と接すること自体が苦手に見えるかどうか、という点です。

対人関係が苦手に見える外見上のポイントは

  • 相手に視線を合わせない

という1点に集約されます。

視線は「あなたに話しているのですよ」「あなたとコミュニケーションしたいのですよ」というサインです。したがって、質問をした面接官の目を見て回答するのが基本です。

ただ、常に100%相手の目を見て話すというのは実際には難しく、また相手も気まずくなることもあります。何かを思い出したり考えたりするときに、相手から視線が外れることも自然なことです。したがって、イメージとしては「回答している間の80%程度の時間は相手の目のあたりを見て話す」と考えておけば良いと思います。また、面接官が複数いる場合は、質問者だけでなく他の面接官にも時々目を向けると良いでしょう。

日頃から相手の目を見て話すのが苦手な人もいるでしょうが、そのような人も頑張りましょう。目を見るのが厳しければ次善の策として相手の鼻や口元を見るという方法もあります。

聴覚で判断されるポイント1個

声も人の印象を左右します。声の質などはコントロールできるものではありませんが、声のボリュームは意図してコントロールできるものだと多くの人は思っています。そのため、声の大きさなどは人の印象を大きく左右するのです。

頼りない人だと思われる

単純に声が小さいと、「元気のない人だな」とか「自信なさげで頼りない人だな」といった印象を与えます。特に、面接という自分をアピールする場にやってきて小さな声で話していると「ここ一番でもこんな感じなのか」と思われてしまいます。

ただ、声の大きさも日頃からの癖のようなものですから、意識しないと自分の話しやすい声の大きさになってしまいがちです。張り切り過ぎて馬鹿デカい声で話すのはマイナスですが、元気よく頼もしい印象を与えるためには、ある程度声を張る必要があります。日頃とは違う声の大きさで話すためには意識することが大切ですが、「回答する」ことに集中してしまうとつい素に戻ってしまうこともあるでしょう。

おすすめの対策は「第一声で大きな声を出す」ということです。「失礼します」「よろしくお願いします」といった挨拶でまず普段よりも大きな元気のある声を出せば、その後多少声が小さくなっても相手には「元気の良いあいさつをした人」という印象が残ります。また、自分自身も最初に大きな声を出しておけば、その後もそれに引きずられて比較的大きな声で話し続けることができます。

頼りなく聞こえる声のポイントは

  • 全般的に声が小さい
  • 回答の最後の方、語尾の声が小さくなる

といったことが挙げられます。

語尾の声が小さくなるのは極めて問題で、全般的なその人の印象にマイナスを与えるだけでなく、その回答の信憑性についても疑問を持たれる危険性もあります。また、「自信がないから尻すぼみになった」と思われると、無責任なイメージすら与えます。ですから、きちんと語尾まで言い切る癖をつけておくことが大切です。

回答内容に関わるポイント5個

面接は質問に対して回答するという形式ですから、当然回答した内容も評価に大きく影響します。質問には様々なものがあり、質問内容に応じて気を付けるべき点がありますが、ここでは、どのような質問への回答についても共通して生じがちな問題点を挙げていきましょう。

その回答で何をアピールするのかを自覚していない

面接は、回答を通じて自分自身をアピールする場です。漫然と質問に答えているだけでは単に「答えた」という事実しか残らず、自分という人間(人材価値)を理解してもらうことには繋がりません。

こういったことを防ぐために大切なことは、「この回答を通じて自分の何をアピールするのか」を明確に意識することです。

たとえば、「周囲を巻き込んで皆の力を発揮させてチーム力を上げる能力がある」ということをアピールしたいのであれば、回答内容にはそれを明確に提示するとともに根拠を示す必要があります。例としてこのような能力をサークル活動でのエピソードを通じてアピールしたいのであれば、そのエピソードの中には、周囲をどう巻き込んで力を引き出したのかというプロセスの説明が含まれている必要があります。

しかし、何をアピールするのかを自覚していないと、どんなに原稿を用意していても緊張で内容を端折ってしまい、単に「皆で協力して成し遂げた」というエピソードしか話せないということも起こります。「サークルの○○という企画は××という困難がありました。そこでみんなで協力して成功に導きました」と回答したのでは決して「周囲を巻き込んで皆の力を発揮させてチーム力を上げる能力がある」というアピールにはなりません。このアピールには、自分が「どう働きかけたのか」「色々なメンバーに合わせてアクションの仕方をどう工夫したのか」などの情報が必要ですから、これらは回答内容に必須のものなのです。

ほぼすべての面接回答は自分の「何か」をアピールするためにある、というぐらいの意識をもって面接には臨む必要がありますが、これができていない人は意外といるのです。なんとなく「エピソードをそつなく説明できれば、面接官がそこから何かをくみ取ってくれるだろう」ぐらいに考えている人もいるのですが、それは正直甘いと言わざるを得ません。

理念や客観的事実ばかりで自分を表現していない

面接はペーパーテストとは異なり、正解を答える試験ではありません。自分を紹介し、自分を売り込むためのものです。

たとえば「志望動機」や「やってみたい仕事」といった質問に対しては、その事業や職務の社会的な意義などを前提として述べる必要も出てくるでしょう。こういった社会的意義や理念を挙げて「これに共感している」という表現は、非常に多用されているものでもあります。しかし、社会的な意義や理念は、「あなた自身」を示すものではありません。どんなに社会的意義や理念を深く理解していても、その理解を示すだけではペーパーテストの解答をしているに過ぎないのです。それなのに「共感している」「やりがいを感じる」などと述べるだけでは、なぜその理念や社会的意義と「あなた」が繋がっているのかがわかりません。必要なことは、「共感」や「やりがい」といったいわば主観的なものの中身です。自分の「背景」や「感情」と理念や社会的意義との「結びつき方」こそがその仕事に対するあなた自身の向き合い方を表現するものなのです。

あるいは、前職の成果について述べる際に、その仕事を客観的事実として説明し、乗り越えられるべき課題の状況などについても提示しなければならない場合があります。事実関係を明示しないと話が通じないからです。しかし、面接官が知りたいのは事実関係ではありません。その客観的事実に対してあなたが「主観的にどう向き合ったのか」が知りたいのです。面接官は「あなた」を知りたいのです。ですから、説明の量としては、客観的事実の説明は必要最小限にとどめ、自分自身の向き合い方の説明に分量を割くべきでしょう。

抽象的・一般的な説明ばかりでリアリティがない

面接にかけられる時間は限られているのが一般的ですから、だらだらと話すわけにはいきません。端的に説明するためには、物事を抽象化して話さなければならないこともあります。しかし、大事な部分であまりに抽象的・一般的な表現をするだけでは、リアリティをもって相手に伝えることはできません。

たとえば「入社したらどんな仕事がしたいか」という質問に対して「お客様に寄り添った対応をして信頼される仕事がしたい」といった回答をしても、漠然とした「心がけ」を聞かされているだけで、あなたが本当に仕事の中身を理解したり、会社の事業を理解したりしているのかを確認することはできません。

「○○部が推進している○○プロジェクトのような仕事がしたいです。これらは顧客の生の声からニーズをくみ取って提供できる優れた仕組みだと思います。私もこの仕組みに磨きをかけてより一層顧客に寄り添って信頼を勝ち取っていけるような仕事がしたいです。」ぐらい言えればある程度具体的になっているとは言えます。「○○部」や「○○プロジェクト」といった固有名詞を挙げることによって、あなたの頭の中にある仕事内容にリアリティがあることを示すことができますし、どんな仕事を志向しているのかも表現できています。

端的に要約して表現しようとすると抽象化・一般化は避けられない面もありますが、この質問のように自分が「やりたい」といった「願望」「主観」「感情」などと結びついている事項については、抽象化・一般化し過ぎると何も伝わらなくなってしまいます。具体的な事案や固有名詞などをしっかりと採り入れリアリティのある表現をすべきです。

時系列の物語形式で回答して理解するのが面倒

面接での回答が「わかりやすい」ということはとても大切なことです。わかりやすい説明をしてくれる人であれば、実際の業務で説明を求めたときも、わかりやすい説明をしてくれるのだろうという予測がつきます。逆にわかりにく説明をする人は、業務でもそうだろうと予想されます。

わかりにくい回答になってしまう大きな原因として「時系列で説明してしまう」というものがあります。物事が起こった順番に説明をし、それを受けて結論めいたものを最後に話すという表現の仕方です。

たとえば、「私が入部した1年生の頃には後輩は先輩に従うのが当たり前という雰囲気で、学年の間に溝があり、チームとしての一体感がありませんでした。私は1年生の時から積極的に意見を述べましたが全く聞いてもらえませんでした。2年生になった頃には少し改善されましたが、私たちが3年生になった時に、議論をする場合には全学年上下関係は全く関係ないということを宣言しました。それでもすぐには下級生から活発な意見が出てきませんでしたが、発言しやすい雰囲気づくりに努め夏ごろには全く学年に関係なくフラットに議論ができるようになりました。その結果文化祭の企画は例年になく盛り上がり、集客も前年の倍以上になりました。この経験から、既存のルールを絶対とせず、積極的に良い方法を探して改善していけば、より良い結果が出るということを学びました。」といった回答は、だるいですよね。長々と物語を聞かされ、話がどこへ向かっていくのか注意深く聞いていないといけません。物語から得た教訓を聞き手は一緒に考えてしまい、答え合わせをするような気持ちで結論を聞くことになります。

これは聞き手には負担の大きい表現方法です。

しかし、「全学年フラットに議論できるように部活動を改革して結果が出たことによって、既存のルールを絶対視せず積極的に改善していくことの大切さを学びました。私たちの部は下級生が上級生に意見を聞いてもらえる環境がありませんでしたが、私はそれが部活動を停滞させていると感じていました。そこで自分が最高学年になったときに議論に上下関係は持ち込まないことをルールとして宣言しました。また、最初の頃は下級生も意見を出しやすい議題を設定して新たなルールに慣れてもらうようにしました。その結果、文化祭の企画は例年になく盛り上がり集客も前年の倍以上となりました。」という回答であれば、最初に「これから何を説明するのか」が明示されているので、面接官は安心して聞いていられます。冒頭に話した結論に向かう話がされていることを知っているからです。

つまり「冒頭に結論を述べる」というのがわかりやすい説明のコツです。

「私が」何をしたのかが述べられていない

繰り返しますが、面接官が知りたいのは「あなた」です。過去にあなたが置かれていた客観的な状況や、あなたの属していたグループ全体の行動ではありません。

たとえば、「私の研究チームのメンバーは、出身国も異なり、専門分野も異なっていたため、ディスカッションが不活発であるという課題がありました。そこで、週に2回のミーティングを必ず実施することにし、ミーティング以外でも活発にコミュニケーションを図ることによって、意見を活発に交わせるようになりました。また、資料の共有も積極的に図ることとし、定期的にお互いの資料を確認し合うことにしました。」といった説明があったとします。

この説明では、グループが抱えている課題や、それを乗り越えた方法などが述べられていますが、そこで「私」が果たした役割について明示されていません。主体は曖昧なグループ内の誰かまたは全員です。これはグループの紹介にしかなっていないのです。

この例でいえば、ミーティングを実施することを提案したのは「私」なのか、資料の共有を提案したのが、また資料の共有方法を提案して推進したのが「私」なのかどうかが肝です。「私」がアクションしたのでなければ、このエピソードは意味を持ちません。また、「私」がアクションしたのであれば、それを明示しないと面接官には「あなた」をアピールする話としては響かないのです。

見た目5割、回答内容5割

面接でなぜ失敗を繰り返してしまうのか、なぜ評価が低いのかについて、一般的に考えられる可能性について挙げてきました。

見た目の問題と、回答内容・表現の問題がありますが、これらの評価比重は5割ずつだと考えておくぐらいで良いでしょう。これは単純に割り切れるものではなく、見た目が回答内容の理解や与える印象に大きく影響を与える部分もあり、それも踏まえて5割ずつと言っています。

回答内容については、個別の質問や、個々人が伝えたい内容に応じて判断しなければならないところは大きいのですが、それでもここに書いたようなポイントを意識して見直しをしてみれば、何が問題かはわかっていただけると思います。

見た目の問題については、少し意識すれば改善できることばかりです。ですから、まずは見た目の問題を解消して、その上で回答内容に磨きをかけていくというのが順当な改善策でしょう。

もちろん、弊社の模擬面接サービスをご利用いただければ、何が問題なのか、この記事の何倍も詳しく指摘させていただきます。

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