面接指導内容はケースにより異なり手間がかかるもの

6月、7月は添削も模擬面接もご利用者が非常に多く、忙殺されていました。特に7月は例年になくご利用が集中しました。新型コロナウイルスの影響で選考日程が後ろ倒しになった影響もあるのかな、と思います。

添削サービスも特急オプション(24時間以内返却)をご利用になる方が多かったのですが、連日模擬面接も多数入っていたため、合間の時間をうまく利用しないと添削をさばけません。かとって、模擬面接も内容を妥協したくないので、時間延長をしてもお伝えすべきことは全てお伝えしなければなりません。結局深夜に添削をすることも多く、徹夜になることもありました。

面接指導は意外と手間がかかります

添削も模擬面接も、ご利用者にとっては非常に大切なものですから、手抜きは一切できません。書類選考や面接の評価者が考えそうなことや、ご利用者様がアピールできること、マイナスになりそうなことなどを十分に検討しなければなりません。加えて、応募先の情報もチェックして添削や面接回答に反映させる必要もあります。添削作業も模擬面接の準備も、意外と時間と手間がかかるものなのです。

回答の作成代行は行いません

時々、エントリーシートや面接カード、想定質問への回答をゼロから作成代行してくれないか、というお問い合わせを頂くことがありますが、これは全てお断りしています。ご履歴情報等を頂けばできないことではないことはわかっているのですが、どうしてもやる気になれません。ご本人が重視している経験は何か、過去に何に苦しみ何に喜びを感じたのかなどがわからないのに、私がでっちあげても良い結果には繋がらないと思うからです。

型にはめてカッコよくしても効果はない

かつて、とあるご利用者の方から、他で添削を受けたもの(想定問答集)を見せて頂きました。一見すると、必要な要件は満たしており、文章も正しく、カッコよい言い回しなども散りばめられています。ご利用者様も添削を受け取ったときは、とても良い出来だと思ったのだそうです。しかし、実際に面接で回答しようとするとどうもうまくいかない。うまく話せないし、深掘りされると対応できなくなることもしばしばあるという話です。

そこで、添削前の原稿を拝見すると、添削後とはかなり内容が違います。見ていると、添削後の文章は一定の型となっていて、それに当てはめるために元原稿の内容を削ったり、改変したりしているのです。

添削をしたり、模擬面接で回答内容をアドバイスしたりしていると、確かに一定の「型」にはめれば効率的だろうな、と思うことはあります。指導する側からすると、考える労力は節約できますし、その場で悩むことはありません。しかし、私は一切の「型」をかたくなに拒否しているところがあります。添削や面接回答のアドバイスが定型的になることを恐れているのです。

最適な回答も回答の仕方もケースにより異なる

面接はペーパーテストとは異なります。AさんがXという回答をして選考通過したからといって、BさんがXという回答をして選考通過するとは限りません。応募者、受験者はそれぞれ異なる個性を持った存在であり、評価者もそれぞれ異なります。民間就職であれば、業種や業態、職種やポジション、規模や市場内での位置づけ、経営方針や戦略等、様々な条件によって求める人材像は異なるものです。公務員であっても、国の機関と地方自治体の違い、区分や職種、自治体ごとの特徴や課題、政策・計画等によって必要とされる職員像は違います。

あるモデル像を演じれば良いというものではないのです。

たとえば、人前で話すのが苦手だという人は、人前で上手に話す人の真似をすべきなのでしょうか。そんなことができるなら、最初から人前で話すのが苦手ではないでしょう? では、人前で話すのが苦手な人は面接に通過しないのかというとそんなことはありません。上手に話せなくても、たとえば誠実なコミュニケーションを取れる人だと評価されれば採用する組織はいくらでもあります。逆に立て板に水でペラペラと調子よく話せる人でも、組織に合わないとして採用されないこともあるのです。

面接対策は一期一会

結局のところ、どのような回答が良いのか、どんな様子で話すべきなのかなどはケースバイケースとうことです。したがって、指導する側としては、ご利用者の履歴や個性などと応募先とを勘案して最適なものを探すしかありません。つまり、対策は一期一会なのです。

それだけに指導を効率化することは容易ではありません。また、不特定多数の人に一律の指導をするというのも困難です。過去にはセミナーに出講したり、面接対策のガイドブックを出したりしたことはありますが、結局は個別の指導を受けて頂くことを前提にしないといけません。

「型」にはめるような指導はしない、ということは今後も継続していくつもりですが、なかなかに大変ではあります。わりと本気で報酬を上げさせて頂きたいと思うことはありますが(笑)、そう簡単なことではありませんね。

8月に入ってご利用者様の数も少し落ち着いてきた感じはあります。模擬面接のご予約も取りやすくなってきましたので、ご要望があればぜひご連絡ください。

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