内定が出ない理由を分析すれば就活・転職活動は変わる

就活や転職活動を頑張っても「内定が出ない…」と悩んでいる人はそこそこいらっしゃると思います。特に新卒就活で周りが内定を獲得していく一方で自分だけ内定が出ていないと、焦ったり落ち込んだりすることも多いでしょう。

就職みらい研究所の調査によれば、2021年6月1日時点の就職内定率(内々定含む)は68.5%となっています。コロナ禍で採用活動が後ろ倒しになった2020年よりも高い水準で、コロナ禍以前の2019年(2020卒)と同程度の水準です。

6月1日時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率は、68.5%(+11.6ポイント)となりました。引き続きコロナ禍以前の2020年卒と同水準となっています。

就職プロセス調査(2022年卒)「2021年6月1日時点 内定状況」 | 就職みらい研究所

この数字を見ると、まだ内定を得ていない人は強い焦燥感に駆られるかもしれません。しかし、上の資料によると例年よりも内定辞退者が多く、多くの企業は採用活動を続けていますので、萎えることなく活動を続けることが大切です。

転職活動中の方は、比較対象がないと思いますが、既に離職している人はもちろん、ある程度の目途をもって活動をしている人であれば、なかなか内定が出ないことは苦しいものです。

そこで、なぜ連敗するのか、なぜ内定が出ないのかについて、考え得る原因を説明していきます。自分を振り返り、内定獲得に向けて対処していくためのヒントになればと思います。

内定が出ないならチェックしたい8項目

なぜ内定が出ないのか、その原因として良くあるものを8項目(小項目16個)にまとめました。ESの問題と面接の問題に大きく分かれますが、明示していないものは、ES・面接に共通してあてはまる事項です。また、新卒就活・転職活動いずれにもあてはまります。

スキルマッチ・入社難易度の問題

求められているスキルに足りていない

基本的なことですが、募集要項掲載の応募資格を十分に満たしていない場合です。「TOEIC 〇点以上」とか「○○資格を有するもの」、「○○専攻」など、応募条件が明示されている多くの場合は、これを満たしていない時点で選考不通過となることがほとんどです。

但し、応募資格に足りなくても、ESの内容によっては選考を通過できる場合もあります。しかし、応募資格を十分に満たしていない場合に不通過になる原因は、採用側の求めるスキルにマッチしていないことが原因であることがほとんどです。

スペックに比して入社難易度の高い企業ばかりを受けている

スペックというのは嫌な言葉ですが、採用実績をみるとかなりの高学歴者しか採用していないような企業に、その条件を満たさずエントリーすれば、内定の出る可能性は低くなります。上記とは異なり、形式上の応募資格は満たしているのですが、実質的にはある程度の「フィルター」がかかっている影響で内定に至らないパターンです。

もちろん、そのような場合でも内定が出る場合もありますし、その可能性に賭けるという方法も十分あり得ます。しかし、そのような場合は、その企業に一球入魂する姿勢で自分を売り込む方法をしっかり構築して臨まなければ結果はついてきません。少なくとも片っ端から「大手」企業にエントリーして、コピペのESを送るようでは内定に至ることはほぼないと言っていいでしょう。

入社難易度の高い企業を目指すのであれば、十分過ぎるほどの準備が必要です。「スペック」が適合している学生の間にも熾烈な競争が行われているのですから、そこから外れているのであれば、人一倍の作戦と努力が必要です。

したがって、応募自体がマッチしているのかどうかを考え、マッチ度が低いのであれば応募先の選定方法を変えるか、綿密な作戦の下にチャレンジするのかをしっかりきめる

目的意識のないESになっていないか

各回答が何のためのものか意識していない

エントリーシート(ES)には、採用側が設定した質問があり、それに回答を記入していく形式になっていますので、質問に回答していけば「一応」ESは完成します。

しかし、限られた質問項目は、採用側が必要だと考えているから設定されているものです。各質問には採用側の「意図」があり、回答を通じて「何を評価するか」が決まっているのです。漫然と「回答」しているだけでは、評価には繋がりません。

たとえば「ガクチカ」(学生時代に力を入れたこと)について、「○○で1位と取った」という実績を記入することで満足する人がいますが、採用側はこういった「トロフィー」を見たいわけではありません。「何を求め」「何を考え」「どう行動し」「いかなる結果に繋がったのか」というプロセスを見たいのです。単に実績・成果を知りたいのではなく、「課題に向き合う際にどう分析しどう行動に繋げて働きかけたのか」という「行動特性」を知りたいのです。したがって、結果だけを提示しても「意図に合った回答」にはなりません。もちろん、多くの場合字数制限があるのでプロセスの全てを書けるわけではないでしょう。しかし、少なくとも評価して欲しいプロセスがあるということが、ES上で表現されていなければなりません。

比較的簡単な「趣味」のような質問であっても、素のまま回答すれば良いとも限りません。職種によっては、採用側はパーソナリティ(たとえば社交的であるかどうか)を知る手がかりにしようという意図を持っている場合もあります。それを表現できるような方法、あるいはそれに反しないような方法で記述する必要があるのです。

採用側の意図を意識した回答ができているのかチェックしましょう。

読みにくい回答

エントリーシートのような「書面」に対する評価は、まず「読みやすさ」から始まります。内容を読み始める前から、一見して読み手は「読みやすそうだ」「これは読むのが大変だ」という印象を持ちます。そして、この「一見した」時の印象は、ほとんどの場合、書面を読み終わるまで変わらないものです。

また、多くのESを読む必要のある採用担当者は、1つのESを読むのにさほど多くの時間を割くわけにはいきません。短時間で内容が把握できることは、ESにとっては圧倒的に「良いこと」なのです。学術論文などは、内容に価値があるかどうかが焦点なのですから、読みにくくても、時間がかかっても、価値のある内容があれば問題ありません。しかし、ESは内容以前に「読みやすさ」が圧倒的に重要なのです。

読みやすさを工夫するには、手書きであれば「行頭記号」を上手に使ったり、「下線」を用いたりすることで可能です。入力方式で書式に制限がある(書式設定できない)場合は、文章の構成自体で読みやすさを工夫します。最も大切なことは、「結論」が一目でわかるということであり、端的な結論を冒頭に書くだけでも読みやすさは大幅に改善します。冒頭に「前提条件」や「ストーリー」が書かれていると、「何が書かれているのか」は最後まで読まなければわかりません。

また、1文が長い場合や、1つの文の中に複数の内容が入れ込まれている場合も、読み手には読みにくいものです。

自分の文章の「読みにくさ」は自分ではなかなか気づけないものです。つまづいているのなら、必ず誰かに(できればキャリア指導経験のある就職課の人など)にチェックしてもらいましょう。

採用後の職務イメージを持っているか

具体的な事業や部署名を含めて回答できるか

「採用されたらやってみたい仕事」のような質問については、漠然とした回答ではなく、採用後の仕事をしっかりイメージしていることが伝わるような具体的な回答が必要です。

その企業が行っている具体的な事業内容はもちろんのこと、その事業において、どの職種においてどんな仕事をしたいと考えているのかを明確に伝えるべきです。その際、出来る限り、具体的な部署名などまで挙げる方がベターです。就活時には具体的な採用予定部署まではわからないことも多いですし、部署名を挙げると「希望が限定されていると解釈されるのでは」という不安を抱く人がいるかもしれません。しかし、ESや面接時に述べた希望をそのまま実際の配属に反映させる企業はほとんどありません。この質問の意図は、「配属希望」を聞くためではなく、採用後の仕事のイメージをしっかりと持っているのか、企業についてしっかり知っているのかを問う、いわば「志望の本気度」を確かめているものだととらえるべきです。もちろん、「何ができるのか」を確認する意味もあります。

現実には「何がやりたいのか」を明確に持っている人は多くはありません。また、「やりたい」と言ってそれをそのままやらせてもらえるわけでもありません。しかし、就活において「何がやりたいのか」を伝えることは、「熱意」を伝えるための重要な機会なのです。

職務そのものだけでなく社会に何をもたらしたいか

上で、やりたい仕事について、具体的な部署や職務内容まで回答することが必要だと述べましたが、それだけではまだ足りません。その回答だけだと、「その仕事だけ」についての回答になってしまいます。先ほども述べた通り、この質問への面接時の回答は「配属希望」として聞いているのではなく、「意欲」を確かめている意味が強いため、「なぜやりたいのか」という理由も重要です。

この「なぜやりたいのか」について回答する方法はいくつもありますが、おススメなのは、「自分が仕事を通じて社会に何をもたらしたいのか」との関連で述べることです。たとえば、「自分の仕事によって人々のライフスタイルをより豊かに変化させたい」とか「古い価値観を新しい価値観で上書きしていく」といった、仕事に抱く自分の「夢」のようなものです。上に挙げた例は、まだ漠然としていますが、応募先の業種や職種との関連でもう少し具体的に述べることが必要です。

これらについては、「志望動機」との繋がり、一貫性も重要です。逆に言えば、このあたりから「志望動機」についても考えることができるだろうということです。

面接を形だけで完璧と思っていないか

マナーや言葉遣いの完璧さを目指していないか

面接にマナーや正しい言葉遣いはある程度は必要ですが、それは面接での評価においてわずかな比重でしかありません。しかし、一部の面接指導では、これらの矯正を主目的のように行われている場合があります。そのため、マナーや言葉遣いが完璧であれば、一定以上の高評価を受けられるはずだと勘違いしている人がいます。

マナーや言葉遣いは、気を付ければ気を付けるほど「うまく」なりますので、本人が対策の効果を実感しやすいものではあるのですが、それだけでは実戦の面接での評価は上がりません。マナーや言葉遣いはあくまでも「常識レベル」が要求されているのであって、特別にマナーや言葉遣いが良いからといって加点されるものではありません。

もし、しっかりとした立ち居振る舞いや言葉遣いができたのに内定が出ない、と思っているとしたら、その考えは根本から改める必要があります。マナーや言葉遣いはあくまでも形式の問題であり、採用側は応募者の中身、実質を見たいと望んでいるのです。中身をなんとかしない限り、いくらマナーや言葉遣いを磨いても内定には繋がりません。

問題なく回答できれば成功だと思っていないか

面接後に「答えられない質問はなかった」「すべての質問にそつなく答えたはず」という自己評価で終わっている人がいます。もちろん、質問に回答できなかったり、おかしな回答をしたりするよりは、スムーズに回答出来た方が良いことは確かです。しかし、それは単にスタートラインに立ったに過ぎません。

回答を通じて十分に自分を「売り込む」ことができたのか、採用担当者にそれが響いたのか、そして他の応募者よりも優位に見えたのか、こそが最も重要な問題です。新卒であれば「一定以上の学歴」、転職者であれば「評価のある企業での一定以上の実績」があれば、面接で「失敗しなければ」内定が出ると思っている人がいますが、そう甘いものでもありません(もちろん、恐ろしく優れた実績を引き下げていけば別ですが)。

ただ回答するのではなく、面接は回答を通じて自分という「商品」を売り込むのだということを意識しましょう。自分の強みを明確にし、それを説得的に伝えられるかどうかが、合否を左右しているのだと考え、これまでのご自身の回答内容を再度吟味してみる必要があります。

面接で質問に正面から回答しているか

面接では、「問われたことに対して正面から答える」ことが非常に重要です。面接は「会話」を通じて人材を評価するのですから、「スムーズに会話が成立している」と採用担当者に感じてもらわなければなりません。「聞いたことに答えていない」と思われると印象は非常に悪くなります。

ところが、本人は「問いに正面から答えていない」という自覚が薄いこともしばしばあります。「問題なく答えた」、「予想していない質問だったが何とかしっかり回答できた」という自己評価になっている人は良く見かけます。

そこで、「正面から答えていない」、「会話がうまく成立していない」と思われてしまう回答の仕方の例を見てみましょう。

回答できる範囲で誤魔化していないか

良くあるのが、予想していない質問に対応するために、用意してきた回答を流用して答えることにより、的外れな回答になるパターンです。このパターンの場合、全く関連性のない回答をしているわけではないものの、「質問への回答」としては「ズレている」と思われます。

もちろん、答えに窮して何も答えないよりは数倍マシですが、このような回答を複数回繰り返していると、採用担当者はうんざりして「まともなコミュニケーションが取れない」という評価に至る場合もあります。

必要なことは、質問に対する「答え」の部分、つまり「結論」を、まず最初に答えることです。準備済みの回答から流用するのではなく、その場で考えるのです。それでも、全く自分の引き出しの中にない回答が出てくることはないのですから、結論の後に理由や具体例などは出てくるはずです。それが流暢な答えではなく、また多少まとまりがなかったとしても、問いへの正面からの答えを最初にバシっと述べれば、コミュニケーションとしてはほぼ成功です。ずらした回答をするよりも何倍も評価は良いでしょう。

長々と言い訳をしていないか

面接での質問の中には、自分の不利なことに関わる質問など、答えにくいものもあるでしょう。あるいは、面接の中で回答した内容に矛盾を見つけられ、鋭く突っ込まれるという場面もありえます。ちょっと「うぐっ」となってしまうような場面ですね。

このような場面に際して、長々と言い訳がましいことを言い続けることで、「うまく切り抜けた」と思い込む人がいます。しかし、その人にとって不利な場面ほど本性が表れると考える人事は多数います。矛盾を突くような質問、多少意地悪な質問などをしてくるのは、回答そのものよりも、実は「不利な場面での振る舞い」を見ることが目的になっている場合もあります。

不利だと感じることを聞かれた場合に大切なことは、短くはっきりと答えることです。不利な事柄だからといって、小さくなってあれこれと言い訳を連ねると、「採用後に失敗した時はきっとこんな様子になるのだろうな」と推測されてしまいます。不利な場面でこそ堂々とすることが必要なのです。

面接での回答は伝わる構成になっているか

面接での回答は、短時間で自分の意図を伝えなければなりません。そのためには、回答する文章の組み立てが大切です。しかしそれは決して難しいことではなく、わずかな点に気を付けるだけで「伝わる構成」は可能です。

冒頭に結論を述べているか

誰でも簡単に「伝わる構成」を実現する方法の第1は、冒頭に結論を述べるという方法です。

簡単な例であれば「あなたのストレス解消法は何ですか」と問われた際に、「私はあまりストレスは感じない方で、ある程度の負荷がかかった方が力を発揮するタイプです。しかし、過剰にストレスがかかるような場合には、身体を動かすことを心がけており、たとえばランニングで頭を空っぽにするとストレスはかなり軽減されます」というような回答をする人はある程度いると思います。

しかし、「ストレス解消法は何ですか」という問いへの答えで重要なのは、ストレスどう解消するかであって、ストレスを感じやすいか、ストレスをどうとらえているかではありません。もちろん、ストレスの話題で触れても良い内容ですし、ストレスを「楽しめる」というアピールにもありますが、問いへの直接の答えよりも優先すべき内容ではないのです。

この例であれば「身体を動かすことです。例えばランニングで頭を空っぽにするとストレスはかなり軽減されます。ただ、私はあまりストレスは感じない方で、ある程度の負荷がかかった方が力を発揮するタイプだと思います。」という順序で回答した方が良いのです。なぜなら、質問者はまず質問への答えを期待しているからです。

この例の回答は、質問の性質上あまり長くないので伝わりやすさに差を感じにくいかもしれませんが、回答する分量が多くなればなるほど、このような構成順序は伝わりやすさに大きく影響します。

エピソードを単なる時系列でだらだら話していないか

「ガクチカ」や「アルバイト経験」、「サークル活動」、あるいは「これまで最も困難だったこと」などの質問に対してエピソードを話す場面は多くあります。エピソードを話す場合、事の顛末を伝えようとすると多くの場合、時間の流れにそって説明することになります。しかし、時系列での説明は多くの場合冗長で、そのエピソードで伝えたかった事柄と関連性の薄い情報が入りがちです。

しかし、質問者はエピソードの全体像を把握したいわけでも、そのストーリーを完全に理解したいわけではありません。その人がアピールしたい事柄を裏付ける事実があることを納得したいだけです。したがって、エピソードを話す際には、アピールしたい事柄との関係で重要な点を絞り込み、必要なことだけを伝えるようにすべきです。無駄な詳細情報を省き、理解に必要な前提情報は極力短くすることで、最も伝えたい部分を際立たせます。

時系列がダメというわけではなく、時系列で話すと無駄な情報が多くなるということを自覚し、情報の絞り込みを適切に行うことが大切です。

自分で気づいていない悪評価に繋がる話し方をしていないか

悪い癖は自分ではなかなか気づかない

たとえば、回答の最初に必ず「そうですね」と言う、回答の語尾の声が小さくなる、視線が落ち着かない・質問者の方を見ない、早口過ぎるなど、評価が悪くなるような癖がないかチェックしましょう。これは癖ですので、自分ではなかなか気づきにくいものです。誰かにチェックしてもらうか、回答している様子を録画してチェックするなど、工夫して印象が悪くならないように気をつけましょう。

尚、印象が悪くなる話し方については、下記の記事も参考にしてください。

参照:面接でありがちな印象の悪い話し方19選

自己中心的・他責的な表現が多くないか

回答する際の表現の中には、採用側が好まない不適当な表現があります。

たとえば、「御社で成長したい」「学びたい」といった言葉は、他の表現との組み合わせではまだしも、単独で使うことは良くありません。企業はあなたの「学校」ではなく、社員の成長を会社が意図することはあったとしても、社員の側がそれのみを目的とするような表現は不適当です。簡単に言えば、会社や顧客、社会に「役に立つ」ことが求められているのであり、「成長したい」「学びたい」という表現は自己中心的なものと捉えられる可能性があります。

また、部活動やアルバイトなどの経験の中で課題を見つけた時など、その原因の全てを他者に求めているような表現もあまり好ましくありません。常に問題の責任を他者に求め、自分を振り返り変えるということがないと思われれば、入社後も自省せず他者ばかり責めるような行動をするのではないかという懸念を抱かれる可能性があります。

一見細かいことですが、これらの表現をしていないかチェックしてみましょう。

自己嫌悪や合理化よりも理由を分析しよう

内定がなかなか出ないということを経験すると、自分が無能であるかのように思われてきて強い自己嫌悪にとらわれ、気力が失われることもあります。しかし、内定が出るのか出ないのかは「人としての価値」そのものとは全く関係ありません。就活というゲームのルールに適応しているかどうかの問題だけなのです。

一方で、「就活というもののあり方が悪い」と考えたり、「それほど行きたかった会社ではない」、「実力が発揮できていないだけ」等、いわゆる「合理化」をする場合もあるでしょう。イソップ物語のキツネが自分が取れないブドウを「どうせ酸っぱいブドウだ」と言ったように、心の安定を図ろうとするかもしれません。しかし、合理化は目の前の課題の解決には役に立ちません。目の前の課題を解決しないことの言い訳に過ぎないのです。

無力感や苦しさ、自己嫌悪に陥るのは無理もないことです。しかし、繰り返しますが、それらは問題の解決には役に立ちません。「問題の解決」とは「内定を勝ち取る」ことです。

問題の解決に必要なことは、自己嫌悪ではなく、「分析」です。何度トライしても内定が出ないのであれば、そこには必ず原因があります。そしてその原因がわかれば対処を考えることもできます。行動に移せば、内定という結果に繋がるのです。

今回は、内定が出ない時にチェックして欲しい項目を説明してきました。なかなか内定が出ないと不安でいっぱいになり、辛い思いをしている人もいると思いますが、負けずに敗因を分析しましょう。「就活が人生を左右する」と考えている人も多いでしょうが、将来のことは誰にもわかりません。あまり大げさに考えるのではなく、就活というゲームをどう乗り切るのかの方法にフォーカスして、冷静に対処していきましょう。

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