転職の面接で聞かれることの多い定番質問17個

転職での面接質問は、どのような企業なのか、どのような人材を求めているのかという募集企業側の事情、どのような経歴の人なのかという応募者側の事情、それぞれによって変化します。時には、想像もしないような突飛な質問をしてくる企業もあります。しかし、応募者の人材価値を見きわめるためにされる質問には、一般的な共通点があります。今回は、どのような企業でも聞かれがちな、また、どのような企業で聞かれても文句は言えないような定番の質問について集めました。

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転職面接で聞かれがちな定番質問17個

転職面接で聞かれがちな定番質問を17個取り上げます。企業・業種・職種に応じて当然これら以外の質問がされる場合もありますが、これらの定番質問への回答を用意しておけば、多くの場合対応できるはずです。まずはこれらの質問への回答を考えてみましょう。

  1. 自己紹介をお願いします。
  2. 弊社への入社を志望している理由をお話ください。
  3. 弊社に入社したらどのような仕事をしてみたいですか。
  4. 弊社に入社して5年後、10年後のキャリアについてどのようなイメージを持っていますか。
  5. 前職を選択された理由はなんでしたか。
  6. 前職で苦労したことはなんですか。
  7. 前職での成果・実績を1つ挙げてください。
  8. 前職での経験や身につけた能力は弊社でどのように活かせるとお考えですか。
  9. なぜ退職をされる(された)のですか。
  10. あなたの性格上の長所はなんですか。
  11. あなたの性格上の短所はなんですか。
  12. ストレス解消法はなんですか。
  13. 趣味はなんですか。
  14. あなたが転職先を決めるにあたって最も重視していることはなんですか。
  15. 仕事、仕事以外のどちらでも結構ですので、これまで最も困難を感じたことと、それを乗り越えた方法についてお話しください。
  16. 自己PRを2,3分でしてください。
  17. 何か質問はありますか。

転職面接での定番質問に回答する際の心構え

では、これら17の定番質問に対する回答をどのように組み立てるべきなのか、それぞれの回答を準備する際の考え方について解説していきましょう。

1. 自己紹介をお願いします。

この質問は、面接の冒頭でされることが多く、面接で緊張している応募者に話しやすいことをきいてリラックスさせる効果も意識されている場合も多いでしょう。

自己紹介をする際に大切なことは次のことです。

  1. 簡潔にまとまっていること
  2. この後の面接で特に質問してもらいたいことへの導入を意識すること

まず、自己紹介の中に入れる情報は、採用側にとって意味がありそうなものに絞りましょう。それが何かは一概には言えませんが、一般に、高校卒業以降の専攻・勉強の内容、職務経歴などは重要な情報となります。これらを長々と説明するのではなく、できるだけ簡潔にまとめることが大切です。導入部であまり多くの時間をとられることを採用側はあまり好みません。大切なことは、冗長でまとまりのない話をする人だと思われないようにすることです。

また、経歴をどこまで詳細に述べるかですか、これもできる限り簡潔に述べるようにします。たとえば、複数の企業での経験、複数の部署での経験などを総花的に話すのではなく、特に今回の応募企業や応募職種と関連性が高いものや、自分がアピールしたい経歴に焦点を当てて話すようにしましょう。また、ここでアピールに時間をあまり割くのではなく、アピールポイントのヒントを面接官に与えるつもりで話すようにします。応募書類やこの自己紹介への回答の中に採用側が関心を持つようなことがあれば、必ずその後の面接質問で聞かれます。詳しく話すのはその時で良いのです。面接を受け身で考える人は多いのですが、自己紹介ひとつとっても、自分がアピールしたことにいかに誘導するかという面があることを理解しましょう。

2. 弊社への入社を志望している理由をお話ください。

志望理由の作り方については、別記事で詳しく解説しているのでそちらも参照してください(参照:志望動機の作り方と伝わる構成【例文あり】)。

志望動機を構成する内容は大きく分けて次の3点です。

  1. なぜその仕事に惹かれているのか
  2. なぜその企業でなければならないのか
  3. なぜ自分に合っている(適性がある)と思うのか

これらのうち、最も下準備が必要になるのは、「なぜその企業でなければならないのか」ということです。その企業の持っている特徴や強み、その企業の実績などを良く調べて理解しておかなければ、その企業を選ぶ理由をうまく説明はできません。また、ここは、「なぜその仕事に惹かれているのか」や「なぜ自分に合っていると思うのか」という内容にもつながります。「ぜひこの企業で働きたい」「この企業であれば自分は活躍できる」という想いを表現するためには、やはりその企業のことを良く知らなければなりません。

応募企業ごとに準備が必要となる部分ですが、手を抜かずにやりましょう。

3. 弊社に入社したらどのような仕事をしてみたいですか。

この質問への回答は、応募者がどれくらい本気で応募企業で働きたいと思っているのかを計る材料になります。本気で働きたいと思っている企業であれば、そこで働く自分をある程度具体的にイメージをするはずです。ここでの答えがまるで応募職種の単なる説明のような答えではまったく足りません。職種が限定されていたとしても、その内容は具体的なものなのですから、その中から自分でどこに力を入れて仕事をしたいのかをイメージしておくことが大切です。ヒントになるのは、応募企業が取り組んでいるプロジェクト、過去の仕事の実績などで、「私も○○プロジェクトでの企画のような仕事をしてみたい」などと例として挙げても良いでしょう。

4. 弊社に入社して5年後、10年後のキャリアについてどのようなイメージを持っていますか。

3.の質問と関係しますが、もう少し先の未来についてどう考えているのかを聞く質問です。一般的に採用側は長く働いてくれる人を望んでいますので、応募者が長期にキャリアパスについて意識していることを確認したいというのもあります。

3.では入社後すぐの1、2年程度をイメージして回答するのが通常ですので、さほど大きなことは言えないでしょうが、この質問ではある程度「夢」を語っても良いだろうと思います。

たとえば次のようなイメージです。

  1. 5年後には○○地域における○○分野でシェア1位を達成したい。10年後には○○部の幹部職員として○○分野の全国シェア1位を先導したい
  2. 5年後頃までに○○のスキルを十分に身につけて○○規模の顧客を任せられるようになっていたい。10年後には国内市場だけでなく海外市場をターゲットにした顧客開拓の責任を任せられるようになっていたい
  3. 5年後には営業成績で全国10位以内に入れるようになりたい。10年後には組織としての営業を統括して○○の全国シェアを1位に押し上げる仕事がしたい。
  4. 5年後には、○○分野で必ず1つは新市場を切り拓けるような技術開発をしたい。10年後には、○○分野から発展した新しい○○分野に開発を拡げる仕事をしていたい。

これらはあくまでも例であり、業界・職種により、また応募企業によって大幅にアレンジする必要はありますが、とにかくある程度の具体性があり、かつ前向きな「夢」を語ることが好印象につながるでしょう。

5. 前職を選択された理由はなんでしたか。

正直この質問が頻繁にされることはありませんが、6以降の質問への回答を考えるにあたっては良く見つめておくべきものですのであえて入れています。

なぜ前職を選んだのかについては、積極的な理由もあるでしょうし、消極的(しかたなく等)な理由しかない場合もあるでしょう。しかし、「どういうつもりで入社し、どんな風に働き、なぜ退職しようと思ったのか」という一連のストーリーの中で起点になるのが、「どういうつもりで入社したのか」ということです。

ここに消極的理由しかない人もいるでしょうが、極力なにがしかの前向きな理由があったことは表現したいところです。また、その理由にそった行動をその後していたのかということが問われるので、その後の経歴との整合性は意識する必要があります。

6. 前職で苦労したことはなんですか。

この6と7の質問はセットで考えても構いません。成果・実績として挙げるべきものは、何がしかの苦労を経て実現している場合が多いからです。その場合は、先に来た質問で苦労と成果・実績をセットとして話せば良いのです。また、「苦労」といっても必ずネガティブなこととして挙げる必要はなく、自分が「特に努力したこと」、「腐心したこと」という風に読み替えても構いません。

どのような仕事にも苦労や努力はつきものであり、この質問への回答は、仕事上の困難をどのように乗り越えて結果に結びつける人なのかを確かめる材料になります。これは面接における「コンピテンシー」に関する質問だともいえます。コンピテンシーとは行動特性のことで、課題に直面したときにどのように振る舞うのかという行動特性のことです。行動特性を知ることで将来課題に直面したときにどのような行動を取りそうかという予測につなげようとしているのだと考えておくと良いでしょう。

したがって、苦労したことに対して、どのように行動して乗り越えたのかまで回答することを意識しましょう。また、そのような行動が、応募企業での今後の仕事でも活かせる場面があることまで意識しておくことが大切です。ただ、回答に「これは御社でも○○のような場面で活用できると思います」と明示的に述べる必要まではありません。

7. 前職での成果・実績を1つ挙げてください。

どこに出しても恥ずかしくないような誇れる成果・実績があればベストですが、誰もがそのようなものを持っているとは限りません。「500人の営業マンのうちベスト10に入った」とか「前年対比150%の売り上げを達成した」などといった実績があれば具体的なデータを示してアピールすれば良いのですが、そのようなものがない場合はどう表現すれば良いのでしょうか。

これについては、華々しいものでなくても、「前よりも良くなった」という事例を挙げれば良いのだと考えてください。実際の仕事では、それほど華々しい結果が出るものではないということは採用側も理解しています。大切なことは、小さなことであれ、地道なものであれ、過去よりも良くなったということです。たとえば、「社内で行っていた○○工程について自ら提案・改善し効果が出た」といった程度のものでも良いのです。

8. 前職での経験や身につけた能力は弊社でどのように活かせるとお考えですか。

これは、具体的な能力・スキルとの関係で回答しても構いません。特に、専門性が要求されるような職種の場合は、前職で成長した自分の能力をアピールすることは有効でしょう。しかし、必ずしもそういうものでなくても構いません。質問6、7で回答したような、結果を出すために苦労した経験を、応募先企業でもフル活用して乗り越えるイメージを伝えることでも良いのです。

9. なぜ退職をされる(された)のですか。

本音で退職理由を話すなら、ネガティブな内容になってしまうという人は多いものです。待遇に対する不満や人間関係上の苦労、組織に対する不信感などが辞めたい原因だという人も少なくないはずです。採用側もそのような退職理由が背景にあるであろうことは想像しています。

しかし、それでもあまり前職に対するネガティブなことを話すのは好ましくありません。特に待遇や人間関係などについては、多かれ少なかれどのような組織でも問題を抱えているものですから、ネガティブな退職理由を聞かされると「わが社に入ってもそういう問題ですぐ辞めたくなるんじゃない?」と懸念を持たれる可能性は高くなるでしょう。

ポイントは、待遇や人間関係などではなく、仕事内容に焦点を絞って説明することです。「○○をしていきたいと希望してきたが、前職では○○については限界があり、これ以上フィールドの拡がりはないと感じた」など、「やりたい仕事」との関係で前職には限界があったと説明するのが良いでしょう。

また、それだけでなく、前職を辞めて「どう前に進もうとしたのか」ポジティブな理由を述べることも大切です。「前職に限界を感じた。そこで、○○に進んで、よりやりたい仕事をしていきたいと思った」といった内容です。これは、応募企業の仕事内容と関連付けて話しましょう。

10. あなたの性格上の長所はなんですか。

この質問では「性格上の」という言葉が入っていますが、この言葉がなくても性格上の長所を述べる方が良いでしょう。能力面、仕事上のスキルでの優位性を示すための質問ではなく、パーソナリティを知りたいという質問であることが一般的だからです。

性格上の長所は、何も奇をてらった回答をする必要はなく、「とにかく明るいところです」、「地道にコツコツとやれるところです」、「馬鹿がつくほど正気なところです」など、ありきたりの答えでも構いません。ただ、これらの長所がどのように発揮されるのかについて具体例まで含めて考えておきましょう。たとえば、皆が落ち込むような場面でも前向きに明るく場を盛り上げていったエピソードや、誰もが音を上げそうな場面でもしぶとく努力を続けたエピソードなど、具体的に長所が発揮される場面が目に浮かぶような表現をすることが差別化のポイントです。

11. あなたの性格上の短所はなんですか。

短所についても性格上のことを述べるのが基本です。ただ、相手が本気で懸念してしまいそうな短所を述べるのは得策ではありません。「とても短気でちょっとしたことでもすぐに腹を立ててしまいます」(笑)などと回答する人はおそらくいないでしょう。もっとも、悪い面を見せたくないあまりに、「それは短所と言えるのか?」と言いたくなるような回答も良くありません。良くあるアドバイスで、「長所の裏面(反面)になるようなことを言う」というのがあり、たとえば、長所は「几帳面」、短所は「几帳面な反面、慎重すぎるところがあります」と回答するというもがあります。しかし、これが良いとはあまり言えません。几帳面で慎重に物事をチェックすることは「本当に短所なのか?」ともいえます。几帳面だから慎重に物事をチェックする→ミスが少ない、というのは短所とはいえません。もしこれを短所として言うなら、「慎重にチェックを繰り返し過ぎて時間がかかり過ぎてしまう」という不都合を述べなければいけません。何も不都合のないような「短所」を述べても、自分を悪く見られたくないために適当なことを言っていると思われる可能性もあるのです。

やはり「短所」なのですから、それによって何がしかの不都合が生じるようなことを述べる必要があります。「慎重すぎて時間がかかりすぎる」のであれば、「時間がかかりすぎる」という不都合があります。また、「人見知りなところがあって初対面の人と上手に話せない」というのも不都合でしょう。「物事に集中しすぎて他のことに目がいかなくなってしまう」というのも「他のこと」にも気を配る必要がある場面であれば不都合です。短所を述べるときには、それによって何がしかの不都合が生じるのかどうかを考えてみるようにしましょう。ただし、致命的な不都合が生じるようなことはもちろん避けておきます。

短所を述べるにあたっても、その短所が出てしまう場面を具体的に説明できるようにしておきましょう。加えて、その短所の改善策をどのようにとっているのかについても述べることが大切です。たとえば、「チェックは3回と決め、その3回で大丈夫といえるようなチェックをすることで時間短縮を図っている」とか、「初対面の人ともスムーズに会話できるように様々な情報にアンテナをはって話題をたくさん持つようにしている」とか、「気を配らなければならないことをリスト化し、集中しているときも必ず定期的にチェックするようにしている」などです。

12. ストレス解消法はなんですか。

次の「趣味」と一緒に解説します。

13. 趣味はなんですか。

ストレス解消法や趣味は、いわばプライベートに関する質問で、仕事を離れた場面での行動を質問することでパーソナリティをより深く知ろうとするものです。といっても別に難しいことではありません。ストレス解消法や趣味は、その人が「楽しい」と思うようなことですから、楽しいことを話している様子を見ることでより人間的な面を見ることができる質問です。

したがって、これらの質問への回答のポイントは「楽しさ」であるとまず考えてみましょう。自分がストレスを発散できること、趣味として楽しんでいることを「楽しく」話すことが一番です。楽しいことを話せば自然に笑顔も出るでしょうし、笑顔を浮かべて話すことで面接官も親しみを感じます。自分が楽しいと思うことを話しましょう。

ただし、注意すべきことは、回答の中に出来るだけ「他者との関わり」のあるものを含めることです。たとえば趣味を「読書」「音楽鑑賞」などとすると、自分ひとりでやることばかりになってしまいますが、プライベートでの適切な社会関係の存在を感じてもらえないので回答としては不足感があります。たとえば「読書」であっても、「好きな本を読んだ後に、読書好きの友人と集まって本の感想を述べあったり、お勧めの本を教えてもらうのが楽しい」などという説明が加わればベターだといえます。

14. あなたが転職先を決めるにあたって最も重視していることはなんですか。

この質問への回答も、本音では給与・待遇、勤務条件などだという人も多いでしょう。しかし、この質問はいわば「仕事観」を尋ねているのだと考えるべきです。転職先を選ぶのにあたって、「どんな仕事をしたいのか」、「どう仕事を進めていける環境を求めているのか」などを述べ、それが応募先と合致しているということを示す必要があります。これは具体的な応募職種の内容と関連づけたり、応募企業の社風などと関連づけたりして回答します。

この回答との関連では、他の転職応募先との整合性も考えておいた方が良いでしょう。「他にどのような企業に応募していますか(予定ですか)」といった質問もありえますが、それらの企業がこの質問への回答とマッチするものである必要はあります。

15. 仕事、仕事以外のどちらでも結構ですので、これまで最も困難を感じたことと、それを乗り越えた方法についてお話しください。

これは、「6.前職で苦労したことは何ですか」という質問とも共通するものがあります。ただ、6.の質問は前職(あるいはこれまでの職務)という限定がついており社会人経験の中でのことに限られるのに対し、この質問は職務経験に限りません。たとえば、学生時代の経験でも良いわけです。もっとも、このように過去の困難についての質問が、コンピテンシーを確認するためのものであるという趣旨であることに違いはありません。

ただし、6.の質問と違って、今後の職務にとって活かせる内容であるということが要件にはなっていないと考えても良いでしょう。しかし、転職面接である以上、今後の職務に何がしかの形で活用できる経験であることをアピールできた方がベターであることは間違いありません。

この質問においても、「どのように乗り越えたか」という具体的な行動に比重を置いて回答することが大切です。困難や課題に面して具体的にどのように考え、どう行動できる人なのかを面接官は知りたがっているからです。

何を話すかについて限定はありませんが、経験上、受験勉強や資格取得学習などを頑張ったというエピソードは面接官の反応があまりよくありません。多かれ少なかれほとんどの人が受験などは通過してきているので、面接官としては興味をそそられないのです。アピール力のある勉強法や努力の方法があるなど差別化要素が強い場合は別ですが、一般的には別のものを選んだ方が良いだろうと思います。「最も」困難なことと質問されているので、できるだけ面接官が「それは苦労しただろう」、「大変だっただろう」と思うようなことが望ましいのですが、誰もがそういうエピソードを持っているとは限りません。そこで、外から見ると大したことのない苦労かも知れないと思うようなことを話す場合には、「なぜそれが自分にとって大変な苦労となったのか」をきちんと伝えることを忘れないようにしましょう。

たとえば、「部活動でキャプテンをしていて部員をまとめるのが大変だった」という場合、自分自身のキャプテンとしての適性が足りなくてそこをクリアする必要があったのか、メンバーに協調性などが乏しかったため大変だったのか、部の現状に比して目標が著しく高くて大変だったのかなど、「困難」の中身をまず良く伝えるようにしましょう。その上で、乗り越えるために「課題をどう捉えたのか」、「課題克服のために何をすべきだと考えたのか」、「具体的にどう行動したのか」、「結果はどうだったのか」をそれぞれ端的に説明できるようにすることが大切です。

16. 自己PRを2,3分でしてください。

この質問は「自分を自由にアピールしてください」と同義です。ただ、面接全体が自分をアピールする場であると考えれば、他の質問への回答でも十分に自分をアピールしているはずです。すると、正面から「自己PRしてください」という質問が、特に面接の後半でされると何を話せば良いのか困ってしまうこともあるかもしれません。そのような場合も想定して、自己PRの組み立て方としては以下の点に留意しておきましょう。

まず、自己PRを構成する要素は「能力」、「性格」、「熱意」の3つであると考えておくと組み立てやすいでしょう。「能力」は職務上必要とされるスキルや経験、能力などのことであり、応募職種との関係で自分が持っている力を表現するということです。次に「性格」は、職務遂行の場面、あるいは職場のチーム内において、どう振る舞っていくことができるのかに関わります。自分のプラスの性格が職場でどう活きるのかを説明します。最後の「熱意」は、まさにWILLであり、「この仕事をしたい」「この会社で働きたい」「今後こうなっていきたい」「仕事を通じて会社や顧客に貢献したい」という自分自身の強い意志です。

「私には~という能力があります。また、~という性格で仕事を確実に完遂します。さらに、~という強い情熱があります。これらを活かして御社に貢献したいと考えています。」といった構成でまずは考えてみましょう。

また、「○分ぐらいで」という限定がついていることにも注意が必要です。時間の限定のある質問では、冗長でなく端的でわかりやすい説明が求められていることを強く意識しましょう。他の質問でもそうですが、限られた時間で整理して面接官に伝えるためには、「何を話すべきなのか」を明確にし、それを表現するために必須のキーワードだけはきっちり押さえておくという準備が必要です。

自己PRの作り方については別記事(自己PR作成の基本)もご参照ください。

17. 何か質問はありますか。

このような質問は、面接の最後にされることが多いです。「特にありません」という回答はNGだというアドバイスも氾濫していますが、絶対にNGとは言えません。ただ、応募企業に対する興味・関心、入社したいという熱意を伝えるという意味では、やはり何か質問をした方が良いことは確かです。

こんな質問をするぐらいなら、「特にありません」と回答した方が良いというものもあります。たとえば、給与・待遇に関する質問、調べればすぐにわかるような質問などです。転職面接の場合、給与・待遇に関する質問は面接官側からその話題をもちかけられた場合であればしても構いません。しかし、給与・待遇に関する質問・交渉は、単に「給与は○○万円ぐらいお願いできませんか」といった会話ではマイナスにしかなりません。自分自身の能力・スキルや前職での評価など客観的な根拠をもってするべき会話ですので、難易度が高いということは意識しておきましょう。

やはり、応募企業の業務や応募職種の仕事内容に関する質問をしておくのが無難だといえるでしょう。ただ、企業HPなどで少し調べればわかるような質問をするのはNGです。自分で調べればすぐにわかるような質問をすると、応募企業への関心の低さを感じ取られてしまいます。自分の応募職種におけるスキルアップに関する質問や、特定事業に関する応募企業の考え方や戦略など、応募企業・職種に対する積極性を感じ取ってもらえるような質問を事前に準備しておいた方が良いでしょう。

面接は自分を売り込む場

転職面接で質問されがちな定番質問を17個挙げましたが、企業によって質問内容には差がありますので、これらが質問されない場合、これら以外が質問される場合があることは留意してください。ただ、ここに挙げた質問が意図することは、言葉は違ってもどのような企業の質問でも問われることが多いものです。

大切なことは、単に「質問に答える」のではなく、それが自分を「売り込む」ことに繋がるのかを意識しておくことです。面接は、面接官が質問し応募者が回答するという形式で進みますが、実質は自分自身をプレゼンしてアピールし売り込むための場です。したがって、それぞれの回答で自分の「何」をウアピールするのか、しっかりと作戦を立てておきましょう。

また、余談ですが、上記のことを意識しすぎて、どの回答でも「この点は、御社に入社しても活かせると思います」という言葉を入れる人がいますが、それを入れすぎるのも良くありません。大切なことは、回答そのものから面接官が「この人は入社して活躍しそうだな」と感じることです。「活かせると思います」という言葉を入れたからといって説得力が増すわけではありません。毎回この言葉を入れることでかえって「うざったい」と思われる可能性もあります。あくまで回答の中身で勝負することを意識しましょう。

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